Bluetooth オーディオコントローラー
2006-05-27


禺画像]
おまちかね、すでに予約も出来ない状況で、かなり売れている様子のVGP-BRM1Dが本日届きました。

 音は思ったよりも良く、電車内など外出時に聴くには問題ないレベルです。ただし、マニュアルにも書いて有るとおり、ウォークマン側のボリュームを適切な音量にしておかないと、ノイズが気になったり再生音が割れたり歪んだりします。VGP-BRM1Dでは本体側のボリュームの位置を確認できないので、有線のリモコンなどであらかじめ適切に設定しておく必要があります。マニュアルには最大ボリュームの半分程度が目安とありました。MZ-RH1などに搭載のダイナミック・ノーマライザはこの場合、特に有効かもしれません。
常に若干のノイズが聞こえるのは無線である以上仕方がないでしょう。

 さて、VGP-BRM1Dの特徴である、ウォークマンで音楽を聴いていても、携帯ともペアリングし通話ができる機能です。Nokia7600とペアリングして試してみたところ、着信に反応するのが純正のヘッドセットに比べるとワンテンポ遅いようですが、問題なく利用できました。携帯電話に着信するとウォークマンの再生が停止され、音と操作が電話側へと切り替わります。通話終了後、ウォークマンで続きから再生されます。ウォークマンと携帯との接続状態はインジケータが青色に点滅する回数で見分けることができます。この点滅、NokiaのHS-3Wではピカッピカッと光るのですが、VGP-BRM1Dではホタルのようにふわ〜と青色が灯ります。

 気になったのは携帯側をいろいろと操作すると、携帯のキー操作音が鳴る度にウォークマンの再生が一時停止されること。このため、キー操作音がならないように設定しておかないと、携帯のキーを触る度にウォークマンの再生が止まってしまいます。
 また、HS-3WなどのNokia純正ヘッドセットでは、携帯本体を触ることなくボイスタグによるダイヤルが自在に出来るのですが、VGP-BRM1Dで操作して発信できるのはメモリーの1番にダイヤルのみとなります。ただ、Nokia7600ではどれがメモリーの1番か確認出来ないので、ちょっと使い勝手が悪そう。

 なお、マイクはレシーバのヘッドホンジャックの横にあるため、周囲の雑音や声の大きさ次第ではありますが、通話時にはレシーバを手に持って口元に近づける必要があります。このため完全なハンズフリーでの通話には向いてなさそうです。ヘッドホンを利用することもあり、車の運転時の通話には利用はしないようにしましょう!

 ともあれ、未だ何かと制約の多い携帯電話での音楽再生ですが、ウォークマンと任意のBluetooth対応携帯を組み合わせて利用できるのはありがたいです。通話時にヘッドホンを外す手間もありませんし、特にカナルタイプのヘッドホンを利用すると雑音の多いところでも相手の声を聞き取りやすくなるメリットもあります。
 携帯のコントロールは汎用ということもあり、使い勝手は純正品には及びませんが、ウォークマンのコントロールが出来る点は、音をワイヤレスで飛ばすだけの製品よりも抜きんでていると思います。
 移動中にウォークマンで音楽を聴いていて、Bluetooth対応携帯を持っており、Bluetoothヘッドセットを持っていないのであれば、VGP-BRM1Dを使ってみてはいかがでしょう。
[Audio&Visual]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット